ダイハッ ムーヴ車に搭載されております 
原動機型式 KF型エンジンオーバーホル 
(分解写真)


  今回はダイハッ 軽自動車に搭載されております 電子制御
ガソリンエンジンのトラブル追求並びに整備依頼 

がお客様からあり分解整備致しました 昭和時代はエンジン
    分解整備作業が多くありましたが現在は自動車設計技術の向上に
    伴いエンジンの性能並びに材料の品質 燃料や潤滑油の品質向上
    等により特に原動機本体の分解整備は大変少なくなって来ました。
    最近の原動機関係のトラブルはエンジンを電子制御コンピュターに
     て制御しておりますので 各センサーやアクチュエーター関係の故障
    など電子関係のトラブルが時々発生し入庫してきております診断方
    法は今迄の診断整備技術だけでは対応出来ずメカニックの新技術
    の取得と共に整備工場の 検査機器も私共ホームページで紹介し
    ております いわゆる 新しい時代に開発されたハイテク車に対応
     した 電子制御コンピューター診断機(スキャンッール)やオシロスコ
    ープ  排気ガス濃度試験機(CO/HC/NOX/O2ガス濃度)は無くて
   はならない診断検査機器となりました現代御使用の自動車の点検 
    (エコカー ハイブリッド車 電気自動車 コモンレールディーゼル含む)
整備はこの設備が無いと完全な整備並びに点検は不可欠です。

  なをもっと大切な事は新しい時代の技術に対応出来るようメカニック
  の新技術の研修〔事業主含む〕などには必ず参加し時代の流れに取
  り残されないよう我々自動車整備事業者並びにメカニックは勉強し
努力することが大切な事と私は思います。

  我々自動車整備 販売 業界は新時代の変化に伴い自動車排気ガス
  その他の公害などの規制問題等で今までとは違った新時代に対応出
  来ます自動車業界に一刻も早く変換しなければならない時期がきてい
  るように思います 整備料金の値引き合戦 (手抜き技術料金) では
 一時的にユーザーは多く確保出来ますが??? です
■ 今回の整備依頼のユーザー様も格安車検工場と格安鈑金

  工場に整備依頼し手抜き作業により発生したエンジントラブルです。
 
  故 障 内 容  故 障 原 因 は 下 記 の 通 り で す 。

  1  他社で整備時 前方左側 鈑金作業時 外観のパネル交換のみで
       第一メンバーの端が変形し走行時エンジンが振動するとラジエター
       下部ホースと変形部のメンバー端が接触しホースに小さなこすり傷
       が発生し冷却水が少しずつ漏れ 原動機内部の冷却水量減少なを
       エンジンは停止せずお客様はヒーターのききが最近悪くなった程度
       で近距離走行の繰り返し(冬期)やがて走行時ボンネットより白煙並
       びに 蒸気が噴きエンジン停止したもの お客様 その後すぐ最寄
       のガソリンスタンドで水道水を入れる これでは最悪条件ですよね
       エンジン始動せず約半日経過 その後 等整備工場に入庫  

  2  整備内容は エンジンリビルト品交換〔オーバーヒート時シリンダー
      ブロック並びにヘット部歪 亀裂発生〕各センサー 点検結果
      不良品の交換 ウオーターポンプ/スパークプラグ/タイミング
      チェーンシステム全交換冷却水LLC交換/ヒーターホース/ラジ
      エター/サーモスタットその他不良品の交換等あり他社での格安
整備が結局高いものになったようです 。
      (安い料金でお客様を確保してもこのようなトラブルが起きると信用問題
となりお客様確保は不可能となりますよね 〜 〜)
   
■  整備完成納車1か月後無料点検致しましたが結果は良好異常なし
    調子よくお客様は大変喜んでおられました。


   

   
◆  下記はエンジン分解写真です クリックすると拡大します。
   
〔このページに戻るには画面左上部←をクリックしてください。〕

☆ エンジン分解点検結果 途中でシリンダーブロックウオータージャケット
  と第2シリンダー間に小さな亀裂発見並びにウオーターポンプシール部及
  びベアリング不良等の不良箇所が判明 エンジン本体ブロック部再使用
  は不可と判断し クランク部 コネクチングロッド ピストン部の分解は
  今回不要の為写真に搭載しておりません 又整備価格を低減させる為
  保障付リビルトエンジン〔本体のみ〕に交換
  エンジン周りの微細部品は検査し良品は総て再使用致しました。
  エンジン搭載始動後 オーディオ機器 時計 カーナビゲーションのメモリー
  学習後電子制御装置のエンジンコントロールコンピューターの整備入庫時
  に検査しました過去故障コード フリーズフレームデターのメモリーカルテを
  参考にし 今回は整備後に付 スキャンッールを使用しECUメモーリー内部
  に記録された過去データーの故障コード/フリーズフレームデーターの削除
  作業実施後現代故障コードの確認 並びに正常時の参考値制御データー
  と現車データーの比較を確認(アイドリング時並びに回転数2,000RPM時の
                                    データー確認)

  最後に排気ガス濃度検査機器による排気ガス濃度を確認正常であれば
  走行検査を実施し車全体の走行性能検査を実施OKであれば納車
  となります 私共では数ヶ月の保障と納車1か月後再度入庫頂き検査機器
  使用による無料点検を実施いたしております。
    

    ※ 皆 様 に 一 言
       

       自動車使用者の皆様自動車は国土交通省 運輸局認証
       〔国のライセンスを取得しプロの資格のある〕自動車整備工場で確実な整備
       
並びに定期点検を確実に実施し静粛でクリーン 安全な自動車を使用
       する事により我々地球のオアシスに公害を極力出さないよう
       御協力をお願い致します。

       〔運輸局認証工場にはホームページに表示しております日本全国統一の
      
 認証看板が工場にあります御確認後整備依頼頂きます様お願い致します。〕


                      下記写真にマウスを当てクリックして下さい拡大します。


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